シーリングとは

シーリング工事は、シーリング材と呼ばれるゴム状の素材を使って、外壁材の目地を塞ぐ工事です。
建物に使われる、異なる材質の取り合い(すきま)や外壁の継ぎ目を塞ぐことで、建物内部への雨水の浸入を防ぎ、外壁の内側からの劣化や漏水を防ぎます。

シーリングも他の建材と同様に、年月の経過によって劣化していくため、定期的なメンテナンスが必要になります。

戸建住宅では、シーリング材は外回りや内装、水回り設備等、数多くの場所で使われています。以下の場所を参考に、シーリングの状態をぜひ確認してみてください。

【外装】サイディング、サッシまわり
【内装】お風呂、洗面台、キッチン

シーリング工事で使われるシーリング材には様々な種類があり、用途に応じて使い分けがされています。大きく分けると、シリコーン系・変性シリコーン系・ポリウレタン系・ポリサルファイド系・油性コーキングの5つがあります。

【1】シリコーン系シーリング材
水回り・お風呂・ガラス等、室内で主に使用されます。

【2】変性シリコーン系シーリング材
外壁・一般住宅・マンションのタイル目地等、様々な場所で使われる万能な材料です。

【3】ポリウレタン系シーリング材
変性シリコーンと同じく、よく使われる材料です。ただし外的要因による劣化が早いので、塗装面や防水を行う場所で使われています。住宅のサイディングにも不向きです。

【4】ポリサルファイド系シーリング材
シーリングの上から塗装等をしない、暴露目地に適した材料です。目地周辺の汚染がなく、石目地・パネル目地等に使用されます。

【5】油性コーキング
20年以上シーリングに携わっていますが、使ったことはありません。現在の建築現場で使われることは、ほぼないと思います。


その他、ポリイソブチレン・アクリルウレタンなどがあります。


更にそれぞれのシーリング材に分類されるものが、被着体・用途・条件・施工性などによって細分化されるため、シリコーン系だけでも10種類近く、変性シリコーン系でも5種類くらいに分かれます。

工事が終わったばかりのシーリング材は柔軟性と伸縮性を持つため、隙間を完全に埋めることができますが、年月の経過によってシーリング材は劣化し、ひび割れや破断、剥がれといった症状が現れます。
これらの症状が起きているシーリング材は、本来の目的である「隙間を塞ぎ、建物内部への雨水の浸入を防止する効果」が低下しています。

できるだけ早めにシーリング材の打ち替えをご検討ください。

シーリングとコーキングは細かく分けると違うものではありますが、一般の方が使い分ける必要はございません。

いずれも施工内容は同じと思っていただいていいと思います。

Q:見積りをお願いしたいのですが無料ですか?
A:お見積りは無料で承っています。お気軽にご相談ください。

Q:新築から20年程度経過しています。その間、外壁の塗り替え等のメンテナンスは一切行っていませんが、大丈夫でしょうか?
A:早めのメンテナンスをオススメします。シーリングの寿命は、長くてだいたい10年位ですので、早めに点検しましょう。

Q:壁にひび割れができているのですが…。
A:ひび割れ(クラック)は、建物の中に雨水を浸入させてしまう一つの要因となります。直ちに雨漏りに直結してしまう訳ではありませんが、なるべく早期にメンテナンスをご検討していただくのがオススメです。

Q:土、日の打ち合わせは可能ですか?
A:はい大丈夫です。簡単なご相談、作業、打ち合わせでしたら平日夕方からでも構いません。事前に希望日をお知らせいただければ、その日にお伺いいたします。

Q:何度も雨漏りの修理をしているのに、再発するのはなぜですか?
A:雨漏りの原因を突き止めるのは、思っている以上に難しいことです。しかし今まで培ってきた経験と知識で原因を探り、施工をいたします。